アリとキリギリスのモデルになったアリ~クロナガアリ~

クロナガアリ アリ

今日もせっせと働いたやぶです。今日は少し特殊な生活をするクロナガアリについてご紹介します。

クロナガアリ

クロナガアリは中くらいの大きさで、濃紺で光沢のある腹部をしています。個人的にはアリの中でもすごくきれいな色です。また、フタフシアリ亜科に分類されるので、胸部と腹部の間に節が2つあります。少しくびれが長い感じですね!そして、1つの巣の中に複数の女王アリがいるのも特徴です。

タイトルにあるようになぜクロナガアリが童話「アリとキリギリス」のモデルになったのか?
それはクロナガアリが種子(植物の種)を集めて食べるアリだからです。一般的なアリは雑食で虫の死骸などを食べているのですが、クロナガアリは種子を食べます。そのため他のアリと違い、活動を始める時期が種子をたくさん集めることができる夏の終わりから秋と少し遅いです。クロナガアリを見つけた時は夏の終わりをいつも感じていました(笑)。そういった、冬前にせっせと種を集める姿が童話のモデルになっているのです。

クロナガアリ

秋に1年分の種子を集めたクロナガアリは地中深くに潜って、次の時期が来るまで生活します。せっせと働いた後は引きこもってしまうんですね。おとなしいアリなので、眺めてると癒されますよ!

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